キャノンの奴隷工場と、ホンダのアシスト工場

これは酷い。
キャノン電子の秩父工場では、“収益改善”のため、椅子に座ることを禁止されている。
廊下には「急ごう、さもないと会社も地球も滅びてしまう 5m 3.6秒」と書いてあり、ゆっくり歩くと警報が鳴る。

秩父工場内には,応接室など一部を除き,会議室にも,開発部門や管理部門のオフィスにもいすがない。もちろん,社長室にもないという。

 『椅子と〜』によると,会議室からいすを撤去したことで会議への集中力が高まり,年間の会議時間が半減した。またオフィスでも,立つことで社員同士のコミュニケーションが密になり,問題解決の精度やスピードが劇的に改善したという。いす代も不要になり,いすをなくした分スペースが節約されるなど「いすをなくすことのメリットは計り知れない」(酒巻社長)。

酒巻社長の説明を聞きながら工場内を歩いていくと,突然,警報(のような音)が鳴り回転灯が光った。足元を見ると,廊下に青く塗られたゾーンがあり,「5m 3.6秒」と書いてある(写真4)。この5メートルのゾーンの両端にはセンサーが設置してあり,3.6秒以内で通過しないと警報が鳴るのだ。「広い工場なので,移動に費やす時間がバカにならない。社員に歩くスピードを体得してもらうための仕掛け」(酒巻社長)だという。
本当に「いす」がなかった,キヤノン電子のオフィス | 日経 xTECH(クロステック)

ところが社長室では・・・


嘘だ!!
椅子使っているじゃないか。
寝転がって、音楽を聴いて、漫画を読んでる。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1264710.html


それに対して、ホンダは偉いですね。
作業者の負担を軽減する歩行器を開発して使用している。


本田技研工業(ホンダ)のロボット工学オタクたちが、靴のように装着して身体を支え、関節を保護する「外骨格」を開発した。ホンダによると、工場の組立ラインでのケガを減らす効果が期待できるもので、さらに、高齢者の動きを楽にする用途も考えられるという。

この機器は、自転車のサドルを靴に取り付けたような外観で、脚の間にフィットする作りになっている。これを装着することで、歩く、しゃがむ、立つなどの動作が、股関節や膝関節、足首関節に余計な負担をかけることなく行うことができる。

ホンダはこの『体重支持型歩行アシスト』試作機の有効性を、埼玉県狭山市にある埼玉製作所の車両組立ラインで[11月から]検証する予定で、長時間立ち仕事をする人に役立つだろうと述べている。さらには、高齢者や体力のない人の動きを楽にする助けにもなりそうだ。

東京にあるホンダ本社で行なわれたデモンストレーションの中で、本田技術研究所の主任研究員の芦原淳氏は「自転車のように手軽に使えなければならない」と述べた。「負担が軽減されるため、疲れにくくなるはずだ」
http://wiredvision.jp/news/200811/2008111123.html

今度、車を買うとしたらホンダだな。


松浦彰夫 拝


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