道とは

茶道とか、剣道とか、神道とか、日本人は大事にしているモノに道を付けて呼ぶことを好みます。

道とは人と人の関係性、あるいは人と自然界の万物との関係性、今風に言えばネットワークや継承や循環、それらをまとめたものの比喩なのではないか。

師匠と弟子の関係から始まって、主人と客人の関係、自己と他者の関係、他者と他者の関係、人間と自然の関係。それらが相互に影響を及ぼしあうことなのではないか。

道とは人が立って歩く土台であり、町と町、人と人を結びつけるものです。

最初の人類が、まだ1つの群れだったころ、群れの中で食べ物や道具を分け合い、助け合って生きてきた。

その記憶が、人類の脳と心に刻まれ、道という言葉の響きに郷愁を思い起こすのではないか。

そんなことを空想します。


松浦彰夫 拝


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