経済社会の食物連鎖

政府は、民間経済の生産(の付加価値)の一部を税金として貰い、活動費にしています。

民間経済は、地球環境にある経営資源(労働力、原材料、エネルギーなど)を貰い、生産を行っています。

地球環境→民間経済→政府、という流れがあります。


自然社会で、植物を草食動物が食べ、草食動物を肉食動物が食べるのと似たようなものです。

地球環境(植物)→民間経済(草食動物)→政府(肉食動物)、と考えると分かりやすいです。


肉食動物が増えすぎると、草食動物を食べつくしていなくなり、肉食動物は餓死します。

ソ連共産主義社会が崩壊したのは、これでしょう。

軍事費増大などで政府の金遣いが荒くなったため、民間経済が維持できなくなり、政府を維持できなくなっていました。


肉食動物がいなくなると、草食動物が増えすぎて、植物を食べつくし、結局は草食動物も餓死します。

アメリカの今の経済の崩壊は、これでしょう。

新自由主義経済の美名のもと、政府による規制を撤廃していったために、民間経済が地球環境が維持できる範囲をこえて拡大し、資源を食いつくし、資源が無くなったアメリカの企業(自動車ビッグスリー、金融バクチ銀行など)は、その食欲を満たせなくなって自滅しました。


何事も極端すぎると悪くなるので、程々にしないといけない、ということですね。

地球環境の回復のために、砂漠など乾燥地の緑化、水素システムによるエネルギー分散化が、必要なわけです。


松浦彰夫 拝


人気ブログランキングに参加しました。下記リンクのクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ