日本と世界を救うため、まずは地方の再生を
派遣社員などの非正規雇用者の大量首切りが問題になっています。
自動車を中心とする輸出産業での首切りです。
自動車を輸出しても買う人がいないということです。
今まではアメリカで売れていましたが、アメリカの金融危機と、円高のため、作っても売れる見込みがないのです。
世界の物流も全盛期の10分の1です。
日本の戦後体制は、アメリカへの依存でした。
アメリカからの援助による復興、アメリカへの輸出による外貨獲得、アメリカの軍事力のもとでの防衛。
そのアメリカも行き詰りました。
フェリペ2世 (スペイン王) - Wikipedia
このような異端不寛容的政策に対して、1568年にはネーデルラントの反乱が、アルプハラース山地でモリスコ(キリスト教に改宗したモーロ人)の反乱が起こった。それでもカトリック盟主として1571年、レパントの海戦を率い、異母弟ドン・フアン・デ・アウストリアをヨーロッパ連合艦隊の総司令官に任命してオスマン帝国海軍に勝利し、1579年にネーデルラント南部諸州を八十年戦争から離脱させ、1580年にはポルトガルを併合してスペイン最大の版図を獲得した。インディアス(新大陸)、フィリピン、ネーデルラント、ミラノ公国、ブルゴーニュ家領(以上カスティーリャ王国領)、サルデーニャ島、シチリア島、ナポリ王国(以上アラゴン連合王国領)、ブラジル、アフリカ大陸の南西部、インドの西海岸、マラッカ、ボルネオ島(以上ポルトガル王国領)という広大な領土を手に入れ、「太陽の沈まぬ帝国」と呼ばれるスペイン最盛期を迎えた。しかし、1581年にネーデルラント北部諸州はフェリペ2世の統治権を否認する布告を出した(これをもってネーデルラント(オランダ)連邦共和国の独立とする見方もある)。1588年、フェリペは北部諸州を支援しているイングランドをたたくために無敵艦隊を派遣したが、アルマダの海戦で敗北した。この頃からスペインに衰退の兆候が現れ始め、貴族位や領主権などの売却や、1590年にはミリョネス新税を導入している。この頃にはスペイン領アメリカからの貴金属の着荷も最大になったが、軍事費増大による国庫の破綻は防げず、1596年に大規模なバンカロータを行わざるを得なかった。さらに同年から約3年にわたってペストが流行。スペイン帝国に盛期をもたらしたフェリペ2世が死の床につく頃には、「スペインの世紀」は終わろうとしていた。
世界中に勇ましく進攻し勝利をおさめても、そのせいで国の家族が貧困に苦しむようになっては、むなしいだけです。
武力での世界支配は失敗に終わりました。
アメリカは、金融立国の道も模索しましたが、結局、金融危機になり、リーマンブラザーズ破綻、AIG国有化などが起こり、投資銀行、保険会社は必死に規模を縮小して生き残ろうとしています。
4兆円詐欺も明るみになりました。
どうやら金融立国とは、巨大なねずみ講、好意的に言っても金融バクチだったようです。
デリバティブの総額は6京円を超えるということですから、10%が無くなっても6000兆円の損害です。
世界は不安定になってしまいました。
話が長くなりましたが何がいいたいかというと、日本はこれ以上、アメリカに依存していくのは不可能だということです。
自立の道を探らなければなりません。
日本の自立が上手くいけば、アメリカや韓国の破綻も助けられるかもしれません。
まずは日本です。
日本の再生の道は水素文明しか無いと、私は考えています。
石油は枯渇に近づいていますし、環境悪化により砂漠化が広まっています。
日本では雨が多いので砂漠化はないですが、産業廃棄物の問題や核廃棄物の問題があります。
砂漠化も廃棄物も根は同じで、外部からの収奪が原因です。
資源は外部からいくらでも奪っていいし、ゴミは外部にいくらでも捨てていい、そんな考え方です。
現実には限界がありましたし、世界はもう限界です。
これからは、エネルギーを生産し、ゴミが出るものを作らないようにする。
それが水素文明です。
ゴミや農作物からアルコールを作り、太陽光や風力で発電したエネルギーを水素として蓄積します。
エネルギーは電気として取り出すことが出来ます。
ゴミはほとんど出しません。
これを実現しようとしているのが、峯山政宏です。
技術の蓄積があるので、条件さえ整えばすぐに実現します。
日本で水素文明の実現し、世界に輸出する。
それが日本と世界を救う道です。
しかし、そんな峯山政宏の前に立ちはだかったのが、産業廃棄物問題です。
本日、クローズアップ現代で「行き詰まる産廃処理」と題して、各地方自治体に放棄された産業廃棄物を今後どうすべきなのか特集されていました。放送時間の大部分を使って、番組で取り上げられていたのが、滋賀県栗東市小野にある産業廃棄物処理場でした。これは私の現在の住まいから自転車で10分ほどの所にあります。
それで、この処分場から、なんと環境基準の280倍を超える水銀や硫化水素が検出されるという大問題が発生し、さらに地下水もかなり汚濁されているようです。栗東の市会議員の方が地下水調査をされた時の写真などがネット上で公開されていましたが、水がなんと石油のようにどろどろしており、私がいつも飲んでいる水はこの地下水から来ているのではないかとかなり心配になりました。(おそらくここからでしょう。)私はいつも中国の水は世界で一番汚いと思っていましたが、栗東の地下水もこれと同じくらい汚染されているかと思うと暗澹たる気持ちになります。
滋賀の水が汚染されれば、琵琶湖が汚染され、下流の淀川が汚染されます。
淀川の水を水道に使用しているのが、京都、大阪、神戸の3都市です。
これでは、京都、大阪、神戸の水道水を飲むと水銀中毒になってしまいます。
水俣病の再現です。
これでは、水素エネルギープラントどころではなくなります。
これは過去の資源浪費、環境破壊放置の経済システムの負の遺産です。
短期的には儲かったかもしれませんが、長期的には地域が疲弊していきます。
下手に隠してしまったのが、いけなかったです。
見て見ぬふりでは、済まされません。
汚染を除去し、人の住める土地を守らなければなりません。
水素文明では、一人当たりの土地の広い、地方社会が主役となります。
小さなエネルギーを集めて使うのです。
地方が再生すれば失業問題も解決します。
地方再生が遅れれば、弱い人から亡くなっていくでしょう。
冬の寒空に放り出されて、食べ物も無くさまよう人のことを考えると泣けてきます。
負の遺産を清算し、水素文明を実現する、これが日本と世界を救う道です。
一刻も早い水素文明の実現を願っています。
松浦彰夫 拝
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