情報の整理統合をしよう

情報エントロピーの増大の問題が、よく連山で話題になります。
石油の枯渇や環境破壊による砂漠化が見えてきたことによる社会変動と、インターネットや携帯電話などの情報機器の発達が原因です。
(ちなみに現在の金融危機や世界不況も、石油の枯渇による社会変動が根本原因です。移行まではゴタゴタが続きます。)

石油文明から水素文明への移行はもうしばらく時間がかかりますし、情報機器は水素文明の運営に必要で無くすことができません。情報を受け取る側でエントロピーに対応することになります。


情報エントロピーの増大とは、分かりやすく言うと、世界の変化が速すぎて頭での処理が対応できなくて、現実逃避したり、将来に絶望したり、混乱した行動をするようになることです。


そういうわけで、情報を統合整理して圧縮し、状況に流されないようにする必要があるわけです。

以下に、情報の統合整理のポイントをいくつか考えたので、列挙します。


1)使える情報を選別し、加工する
使えない情報は、加工して使えるようにするか、捨てること。嘘か本当か確かめようのない情報は捨ててしまった方が無難ですし、新鮮味の無いどこかで聞いたような情報は必要ありません。
また、どこにでもある情報でも、他の情報と組み合わせて加工すると役に立つものがあります。
あと、他者に役立っても自分に役立たない情報は、価値が低いです。自分にあった情報を収集し、自分なりに考えることです。


2)一面的でなく多面的に、陰陽を見ること
映画などで、「良いニュースと悪いニュース、どちらを先に聞きたい?」というセリフがありますね。自分にとって都合の良いニュースだけを知りたいというのが、人間の心理として普通ですが、一面的すぎるのは危険です。都合の良いニュースと悪いニュース、どちらの中にも必要な情報があります。
陰陽の記事に書いたように、陰陽それぞれの中に様々な段階の陰陽がある、つまり良いニュースの中にも悪い要素があり、悪いニュースの中にも良い要素があります。順風満帆の時に油断して失敗したり、失敗の繰り返しの中に成功の種があることがあります。


3)枝葉末節から根本原因を探る
小さな世界の出来事は、その周囲の大きな世界の出来事を原因としていることが多いです。個別の現象から根本原因を探り、根本で対処します。また、末端になった種が新しい原因になって、次の現象を引き起こすこともあるので、次の原因になるのが何かをつかみます。


現時点で考えられるのは、こんな所ですね。
情報の整理統合をして、頭をスッキリさせましょう。


松浦彰夫 拝


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