中国の略奪政治

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (2009年02月26日発行) | 宮崎正弘の国際ニュース・早読み - メルマ!で紹介されていた東トルキスタン民族浄化の話です。

中国が女性を強制連行中―ウイグルの未婚者を年間八万人!
■昼が奴隷労働、夜は売春―明かされ行く実態

自治区では二〇〇六年以来、十五歳から二十五歳までの未婚女性が年間八万人、「工場で働く」との契約を自治区政府との間で結ばされ、山東省内の手工業の工場などに運ばれている。

契約期間は三年間。多くの農民工が仕事からあぶれている中、なぜ彼女らに職場があるのかといえば、それは低賃金のために中国人が嫌う仕事だからだ。そのようなところで彼女たちは奴隷のようにこき使われている。

女性たちは自ら希望して行くのではない。各戸はもし該当者がいれば一人を差し出し、契約しなければならない(現段階では農村部が対象。やがて都市部でも・・・)。

要するに強制連行なのだ。たとえばこういう話がある。病身の母親の面倒を一人で見るある娘が連行されることになった。もちろん娘は拒否した。そこへ他所で働く娘の兄が戻って来て、娘を連れ出そうとする警察官と揉めた。兄は三年の刑で投獄され、娘は母親を置いて引っ張られて行った・・・。

以上は日本ウイグル協会の イリハム・マハムティ氏から聞かされた話で、同氏の新著『中国の狙いは民族絶滅―チベットウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い』(まどか出版、共著)にも詳しいが、同氏は昨二月二十二日、在日台湾人医師のグループの会合で講演を行い、次のような最新情報を伝えた。

「昨年十月、三人の娘たちが逃げ帰ったが、その話によると、彼女たちは昼は工場で働かされ、夜は工場長らによって売春をさせられていると言う」

まさに誰もが想像していた通りである。所謂「慰安婦の強制連行」のようなことが、実際に中国によって行われているのだ。
(略)


民族衣装を着るウイグルの少女。罪のない女性たちがなぜここまで迫害を


ではなぜこのような強制連行が行われるのか。イリハム氏によれば、それはウイグル民族を浄化し、東トルキスタンを住民の反抗のない地域に変えるためだろうと言う。毎年結婚適齢期の女性を八万人も連行するのである。彼女たちの多くは山東省で結婚し、中国人の子供を生むことになるはずだ。これでは男性は子孫を残せなくなって行く。

実際に王楽泉は二〇〇八年二月、「新疆ウイグル自治区は、二、三十年後には完全に安定する」と述べている。

中国は怖い国ですね。東トルキスタンだけでなく、チベット南モンゴルでも同じようなものです。日本も中国に支配されると、強制連行されたり、民族絶滅されたりになりかねません。
ましてや、中国が世界覇権を取ったりしたら、世界中がこうなります。


ただし、中国人の全員が悪いのではなくて、まともな人もいます。天安門事件に参加した学生は、まじめに民主化をしようとしてました。
政権が問題なのでしょう。


法輪功で捕まった人の臓器の密売という事件もあります。

こういうことは犯罪組織が勝手にしているのではなく、政府の後ろ盾がないとできないことです。
麻酔もかけずに、内蔵を切り取られます。あなたの子や孫、友人や家族が同じことになったりしたら、あなたは、それに耐えられますか?
こんな政府だったら、安心して暮らせません。学生が民主化運動をした気持ちも分かります。社会の歪みから暴動も頻発しているようです。


世界は混乱していきますが、そこで自分は何を出来るのか、考えましょう。


松浦彰夫 拝


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